このホームページは、ブログ「折畳自転車はじめます」の記事を整理したものです。

リア・内装変速周りのカスタマイズ

リア変速系は規格に適合しているのでカスタマイズは容易です。リアディレーラーと変速レバーはインデックスを正確に動作させるためには揃えることが基本です。どうしてもCampagnoloのレバーを使いたい時にはイコールプーリというパーツを使用してShimanoのリアディレーラーを使用することができるようですが、試していません。
ひとつ注意しなければならないのはリアエンド幅で、ロードバイク系は130mm、MTB系は135mmになります。ロードバイク系の例外として、Sram Dual Drive、Shimano Capreo、ディスクブレーキ搭載車は135mmになります。希望するカスタマイズにマッチするリアハブが有るか確認してください。
Verge X30hはSram Dual Drive搭載車ですからリアエンド幅は135mmです。ロード用の10速対応カセットが搭載されていますが、Token、Reconなど10速カセット用11速スプロケットが販売されていますから11速化は可能です。Reconのアルミ製スプロケットはびっくりするくらい軽いですが、スチール製に比べて寿命は短いです。また、11速スプロケットから1枚抜いて10速で使用することも自己責任になりますが可能です。
Capreoのコンポを交換する場合は135mm幅のリアハブが必要になります。現状だとFH-7900を「しぶや」オリジナルパーツを付けて135mmにするか、FH-CX75ディスクブレーキ用ハブを使用するしか無いと思います(確認はしていません)。「しぶや」のパーツがFH-9000にも対応できるか未確認です。FH-7900は10速用ですが、10速カセット用11速スプロケットを使用して11速化は可能です。

Sram Dual Driveはフロントトリプルと同等の機能があり、内装なので信号で止まってから発進に備えてローに落とすことができるなど使い勝手に優れています。スペックを見ると重いから軽量化したいと考えるでしょうが、実際に使ってみれば軽量化より機能と使い勝手を優先すると思います。

基本的にはフロントはアウターで内装変速を使い、ヒルクライムの時のみインナーを使います。山が近く走行距離の割にはヒルクライムが多いので、インナーの使用頻度も20%以上あります。環境や使用目的によってはフロント変速は要らないという考え方もあると思います。

内装変速/外装変速ともに駆動効率は95%前後です。内装変速+外装変速なので駆動効率は落ちるのですが、高速側/低速側ともにギア比の幅を確保するには併用するしかありません。実用上はギア比の幅の方がメリットが大きいと考えています。

inserted by FC2 system